公的な介護施設5選

介護施設は運営母体によって民間施設と公的施設に分類されます。民間施設は民間企業が、公的施設は地方自治体や社会福祉法人、医療法人が運営しています。それぞれの施設で求められる介護の内容や専門性が異なるため、自身のキャリアプランを考える上で重要な知識となるでしょう。

介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)では、長期的な介護を必要とする高齢者へのサービス提供が主です。ここでは継続的な介護技術と観察力が求められます。一方、介護老人保健施設では、自宅復帰を目指す利用者への期間限定のサービスを提供するため、リハビリテーションの知識や在宅復帰支援のスキルが重要です。

医療との連携が特に重要な施設として、介護療養型医療施設と介護医療院があります。これらの施設では医療的ケアの知識が必要とされ、多職種との連携力が求められるでしょう。なお、介護療養型医療施設は2023年度末に廃止され、より包括的なケアを提供する介護医療院へ移行します。

軽費老人ホーム(介護型ケアハウス)は、要介護1から利用可能な施設で、自立支援を重視したケアが特徴です。介護職員には利用者の自立を促す技術と、きめ細かな観察力が求められます。各施設タイプによって必要なスキルセットが異なるため、自身の得意分野や目指したいキャリアに合わせた職場選択が可能です。

介護職員として働く際は、各施設の特徴を理解し、求められる専門性を把握することが重要です。また、施設ごとの連携体制や教育体制も確認し、自身のスキルアップにつながる環境かどうかも検討することが大切です。継続的な学びと経験ができるように介護施設の特徴について知り、専門性の高い介護職を目指しましょう。

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